■続いてはゲーム音楽家としても激しく有名な細江慎治さん。「めがてん細江」名義でピンと来るゲーム好きの方も多いはずです。
『リッジレーサー』『ドラゴンスピリット』『メルヘンメイズ』『オーダイン』『スターブレード』『ギャラクシアン3』『ドラゴンセイバー』『鉄拳』(ナムコ)、『テクニクティクス』『テクニクビート』(アリカ)、『TYPE-S 武士道ブレード』(スクウェア)、『カスタムロボV2』(任天堂)、など手がけられた代表作品を挙げていくときりが無いのですが、個々の作品だけでもその凄さは充分におわかりいただけるか、と思います。
また個人名のみならず、"まにきゅあ団"や"OMY"などの、さまざまなサウンドユニットとしても幅広く活躍されております。
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■最終調整中の細江さん。
全てが詰まったVAIOノートに今回の演奏が委ねられました。
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■その細江さんのサウンドに乗せて、笹さんが歌集『念力家族』を詠み上げるという斬新なコラボレーション。
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■細江さんの突き刺さりつつも広がるような音楽と、笹さんの詠み上げる独特の世界観、バックダンサーの皆さんの動きやライティングが織り成す空間は我々の経験を超えたステージを作り上げていました。
圧巻、の一言に尽きます。 |
■その熱気を冷ます間も無く登場したのは松前公高さん。
松前さんも、『玉繭物語(1.2)』(元気)『beatmania 〜Gottamix』『beatmania 2DX 5th style』(コナミ)、『びっくりマウス』『サンパギータ』(SCE)、『キリーク・ザ・ブラッド』(SME)などのゲーム音楽を非常に数多く手がけられるゲーム音楽家です。
またGMO、サイトロンレーベルの各社GMアレンジバージョン、セガのS.S.T.BANDのメンバーとして全アルバムに参加するなど、アレンジャー、マニピュレーター、キーボーディストとしての活動にも非常に精力的に動かれております。
元UP-BEATの広石武彦氏と定期的なDJイベントも行われているというのを知ったときには(広石氏に対して僕が思い入れのあるアーティストだったため)個人的に非常な驚きがありました。
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■「機材の説明をしましょう。ええと・・これがキーボードといいます。この線を伝って、このコンピューターにつながって、音が出ます。」淀みないトークで、会場に笑いが走ります。
いざ演奏に入る前には「さて、最後の曲になりました。残り8曲で皆さんとお別れです」というMC。
皆の一瞬の困惑が、爆笑に変わるのを見届けるように演奏に入った松前氏の表情は、鋭く職人のそれに変化しました。
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■その迫力に満ちたサウンドは、緊張と緩和で会場を支配するのに余りあるものでした。
■そして今回の司会・進行も務める笹さんと、キーボードHIDE-AKIさんによるテクノ歌謡ユニット『宇宙ヤング』が装いも新たに登場です。
バックダンスの方々に加えてギターの樽さんの超絶ギター演奏も加わり、ステージ上は一見カオスでありながらもある秩序で統一されたかのような、宇宙ヤング色に染まりました。
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■ 演奏曲は新曲も含む以下の4曲です。
こちらは全て宇宙ヤング.NETにて試聴可能です。会場の熱気を想像しつつ聞いていただくのもまた、楽しみが広がるかもしれません。
1.あいつはクイズ王
2.君は仮装大将☆(新曲)
3.さよなら未来ガール
4.コスミック番長
「コスミック番長」では会場の皆さんからも、バックダンサー「番長隊」として参加いただき大いに盛り上がったステージ上なのでした! |
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■そして、宇宙ヤングが去ったあと、しばし静止したままのステージが訪れます。
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